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水響庭Blog

日々、思いつくまま書き連ねて行く駄文妄想blogです。 One piece/12、進撃の巨人/エルリその他を亀更新していきます。 作品はシリーズ毎のカテ分けになっています。 現状はOne piece、進撃の巨人のみになります。話は基本R15、R18を含む流れになりますので、苦手な方はご注意下さい。

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船上の絆(3)完

CP/D家族(マルエー前提)
予定通りサクッと3話完結です。
管理人としては、白ひげも好きなので今回はかなり登場させてみました。
お互いに大事にされてるエースを見て白ひげもガープも一安心だといいなと思いながら。
オマケの4話目はマルエーR18になります。

拍手[7回]

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白ひげとガープの昔話は尽きないようで、夜も更けこみチラホラと酔い潰れる者が出始めても続いていた。未だかつてない海軍と海賊の宴を楽しむ者も多く、人が減っても活気は失われていない。
白ひげもガープも酒に関しては底抜けで、だいぶ飲んでいるのに酔ってる気配がまるでなかった。

懐かしき時代の思い出話に始まって二人の会話はエースの事になり、ガープは幼少期のエースがいかにすれた子供だったかを熱弁していた。
仲間の悪童と不良三昧であったこと、家を出て独立国家を作ったことなどエースにとって甘酸っぱい思い出を暴露していた。
白ひげはエースの幼少期を聞くのが楽しいらしく、グララララと笑いながら楽しそうに耳を傾けている。マルコもその話には特に興味深く聞き入っていた。
はたから話を聞いていたエースは恥ずかしさに堪り兼ねてガープの話を遮った。
「もう俺の話はいいだろ、放っておいてくれよ!」
「そういうわけにはいかん!わしゃあお前の親父と母親から頼まれてるんでな!命ある限りお前の事を見届ける義務がある!」
「親父」というガープの発言にエースは酔いが覚めるのを感じた。
エースがゴールド・ロジャーの実子であることを、白ひげ以外誰も知らない。マルコにすらまだ言っていないのだ。白ひげはタイミングを見計らって本船の隊長達には伝えると言っていたが、恐らくまだの筈だ。
天然なガープの事だ、この場でうっかり話してしまわないとも限らなかった。
「・・・ジジィ!」
エースは睨むような顔で、ガープに目配せをした。白ひげだけは、エースの無言の圧力の意味に気がついて、即座に話題を逸らした。
「今は俺の大事な息子だ。お前にゃ申し訳ねぇがな」
「まったくじゃ!」
機転の聞いた白ひげの考慮にエースは感謝して、ホッと胸を撫で下ろした。
エースはこちらをチラリと見たマルコに気づいていたが、今この場で言えることは何もなく、心の中で謝った。
マルコはエースの気まずい空気を察して、白ひげとエースの間で意図的に隠された何かを、その場で聞き出すようなことはしなかった。

*

翌朝、空が明るくなる前にガープはモビーディック号を離れた。
明るくなると人目に付きやすくなり、白ひげ海賊団の近くで滞留し続けているのがわかってしまう。
気疲れで青くなっている海兵とは対照的に、ガープは元気そのものといった感じで小船に乗り込んだ。
「次会う時は敵だぞ!それがお前達が選んだ道じゃ」
「ずっと敵だったじゃねぇか」
エースはすかさず答えた。
ガープは「減らず口め!」と言うと、少しずつ明るくなる空を見て、これ以上留まれないと判断して部下に出発するように指示した。
「ではエース、達者でな!」
「ジジィもな」
エースはせめてもの手向けに、幼少期には出来なかった笑顔で見送った。
その意味に気づいたのは恐らくガープしかいないだろう。
遠目でも目頭を抑えているのがわかるガープを見て、エースも情が込み上げる。

ガープの乗る小船が見えなくなると、白ひげは感慨深げに言った。
「お前が俺んとこに殴り込んで来た時にゃ、生き急いですれたガキが来たと思ったもんだ。誰であれ、お前の事を心配する家族がいて俺ぁ安心したぜ」
エースは俯き気味に答えた。
「ジジィと血の繫がりはねぇけどな」
「血の繫がりが重要でないことは、俺たち家族で既に証明済みじゃねぇのかよい」
マルコは言った。
「・・・そうだな」
エースはガープの海軍船が遠く離れて、光る地平線に消えていくのをいつまでも見守っていた。

- End -
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終わりだけはまとまった気がします。
ガープ&ダダンとエース&ルフィは愛情は目に見えなくても心の奥では繋がってるんだろうなと思いました。
駄文を読んで頂きありがとうございました!



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