CP/マルエー28話の続きです。
お互いの心が解けて、ようやく一つに!という気持ちで書いてましたが、まだ書き足りないです。。
[6回]
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「マルコ、早く・・・挿れて」
指での責めに耐えきれなくなったエースは、下腹部を震わせながら、もっと強い刺激を欲してマルコに訴えた。
エースの身体からは時折炎が見え隠れし、理性を保てずにいるのが目に見えてわかった。
マルコは意地悪く焦らすようにねっとり濡れた下腹部を重ねて擦り合わせると、エースに言った。
「俺はまだお前の気持ちを聞いてねぇ」
「なっ・・・」
マルコはくちゅくちゅとお互いの陰茎を擦り合わせて、エースが口を開くのを待っていた。
「っああ!出る・・・!」
エースは短く叫んで爆ぜようとする身体を強張らせたが、無慈悲にもマルコに根元をぐっと掴まれて、声にならない悲鳴をあげた。
「っっんぅ・・・!」
「まだ出すんじゃねぇ、お前は突っ込んでくれるなら誰でもいいのか?」
「違う・・・」
そんな筈がない。
マルコでなければいけない。
この数日間で良くわかった。マルコにどれだけ依存しているかを思い知った。身体を開くのもマルコだからだとわかって欲しい。
「マルコが、いい・・・だから、早くして・・・」
快楽に追い詰められて縋るような眼差しで訴えるエースを見て、マルコも爆ぜそうな満足感を味わった。
両足を持ち上げてお互いの体液でぬめる双丘に陰茎を突き立てると、体重をかけて奥まで挿入した。
「あっあああ・・・っ!」
エースは痛みから逃れようと身を捩っるが、肩を抑えつけられているせいで身動きが取れず、マルコの挿入をなれない身体で受け止めるしかなかった。
異物感に身体を嫌でも孔が収縮して、中のマルコを締め付ける。それがエース自身にも疼くような痛みを与えて、マルコを後穴で食い締めたまま、身体を痙攣させて達してしまった。
痛みを凌駕するほどの快感に、身体を震わせながら酔いしれた。
「おいおい、突っ込まれてイったのかよい」
「んぁっ・・・、動くな・・・」
マルコは緩やかに腰をグラインドさせて、白濁した精液で腹を濡らしたまま荒い息を吐くエースを見て楽しんでいた。
「そうはいかねぇ、俺はまだイってねぇからな」
マルコは、達した余韻で惚けているエースを繋がったまま後ろ向きにさせると、両手で双丘を鷲掴みにして、律動を始めた。慣れないエースの身体など構いもせず、最初から激しく付きあげてエースを悶絶させた。
「あ、まだっ・・・ダメだって!マルコ・・・、ああっ!」
パンパンと肌がぶつかり合う生々しい音を響かせながら、エースは声が枯れそうな程喘いだ。恥ずかしいと思う暇も無く、後ろからの激しい衝撃に、肺が圧迫されて嫌でも声が漏れ出た。
「ぅうっ・・・、ぁあ、ああ・・・!」
マルコも興奮が高まりそれ程長く持ちそうになかった。
入隊した時から目を付けていたエースが、自分の下で啼いている。自分の力で抑えこんでいる。この間抱いたエースの身体は紛れもなく真っ新で、自分だけがこの若い身体を蹂躙出来るのだと思うと胸が震えた。
「あ、ああー・・・、マルコ・・・!」
自分の名前を呼んで情事に没頭するエースを見ると、堪らなく愛しく感じる。エースは俺のものだと刻み込むようにマルコは身体を重ねて自分を高みに導いた。
エースの若い身体はもう硬さを取り戻していて、切なそうに震えている。
マルコはエースの陰茎を掴み、強めに握って射精を促すと、自身も猛りをエースの中に吐き出した。
「ひっ・・・、あ、あ、ああ・・・」
エースは自身の射精感と、身体の際奥に打ち付けられるマルコの精液を、身体を痙攣させながら受け止めた。
行為が終わった後も、エースは気持ちがまだ足りないのか恍惚の表情を浮かべながら、マルコに縋るように拙いキスを何度も求めてきた。
繋がりたくても離れていた身体の欲情は際限がなく、二人はエースが意識を飛ばすまで重なり合った。
- Continue ------------------------------------------------------
次の話で最終話です。
冬島は色々な方に感想を頂けて嬉しかったです!
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