エルヴィン「リヴァイ。全然なってない、全てやり直せ」(2/2)▼キャラ崩壊注意
▽調査兵団幹部組
▽エルリ
▽設定捏造有
▽全年齢
[2回]
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〜調査兵団本部 団長執務室〜
エルヴィン「それで?」
リヴァイ「だから、さっきも言っただろ。作り直した」っ□ ホラ
エルヴィン「それで、ハンジに相談した結果どこを直した」ペラ…
リヴァイ「していない。必要ないと言った筈だ」
エルヴィン「お前は…、やれと言われた事も出来なくなったのか?ならば見る必要はない」っ□バサッ
リヴァイ「…!」
〜食堂〜
ガヤガヤガヤ…
ハンジ「だから言ったのに。私の方がエルヴィンと仕事の付き合いが長いんだから、言う事聞くべきだったね」
リヴァイ「…どこが悪いんだ、あのクソ野郎!」チッ
っ□バサッ!
ハンジ「そういう所も悪いよ、上官に向かっての口の利き方とか態度とか。君に憧れる兵士だってもういるのに、若い子が真似するだろ?」
リヴァイ「そんなことは報告書に関係ないだろ」
ハンジ「関係あるんだよ。全てがこの報告書にも滲み出てるってこと!」ペラ…
ハンジ「…そうだな、そもそもだけど字が雑すぎる」ペラ…
リヴァイ「…俺は字が汚いんだ、どうしようもねぇだろ」ケッ
ハンジ「もっと綺麗に書けるくせに。上手い下手じゃなくて、おざなりで人に読ませる気がない殴り書きだってこと!これ、壁外調査の報告書なんでしょ?エルヴィン以外にも中央の人間も見るかもしれないんだから、もっと体裁整えないと。馬鹿な子が書いたみたいだよ」ズケズケ
リヴァイ「…馬鹿で悪かったな」イラァ
ハンジ「リヴァイはいいかもしれないけどさ、これを承認して上に提出するエルヴィンがそう思われるんだよ」ズバズバ
リヴァイ「…」
ハンジ「書いてる内容はいいのにこれじゃ見る気無くすよ。面倒なら清書を下の子に書かせればいい。私達仕事も多いんだし、自分でしなくていいことを下に振らないと、これから先処理しきれなくなっちゃうよ」
リヴァイ「…なるほど」ソウイウノモアリカ
ハンジ「あ、君ちょっといい?」
ペトラ「はいっ!何でしょうか?」
ハンジ「君、リヴァイと同じ班にいる新兵だよね、名前は?字上手い?」
ペトラ「ペトラです!…字は、達筆じゃありませんが、汚くは無いと思います…!」ドキドキ…
ハンジ「そうか。じゃあペトラ、ちょっと頼まれてくれないかな。ここにあるリヴァイが書いた報告書、今ここで清書してくれない?読めない所を聞きながらでいいからさ」っ□ ペラ
ペトラ「はい!私で良ければ…!//」
ハンジ「じゃあ早速、…ああ、清書ついでにここの表記直すのと、ここも今から言うことを追加してくれる?…ここも。…ねぇ、リヴァイも聞いてる?」チラッ
リヴァイ「聞いている。…悪いな、ペトラ」
ペトラ「そんなとんでもない!このぐらいならいつでもお手伝いします//」
ペトラ(この下書き、持って帰りたいよ…)
ソコハコウカイテ-
ソウソウペトラハカシコイネ!
〜団長 執務室〜
トントントン…
エルヴィン「入れ」チラッ
リヴァイ「…俺だ」ジトメ
エルヴィン「リヴァイだったか。珍しいなちゃんとノックして入ってくるなんて…」ホゥ
リヴァイ「ハンジにそうしろと言われた。報告書を持って来たから目を通してくれ」ブスッ
エルヴィン「なるほどな。どれ、見よう」っ□
パラパラパラ…
エルヴィン「内容は問題ないだろう。報告書としての要点も押さえてるし…、この文字は誰に書かせた?」
リヴァイ「同じ班の新兵に清書させた」
エルヴィン「そうか」
サラサラ…
エルヴィン「…サインしたよ、持っていきなさい」っ□ パサッ
リヴァイ「…」ホッ…
クルッ…
リヴァイ「…じゃあ失礼する」スタスタ…
エルヴィン「リヴァイ、待ちなさい」スクッ
リヴァイ「なんだ、…っ!」
ガバッ! ギュ--!
リヴァイ「何だいきなり!離せよ、俺は部屋に戻るんだ…」ケッ
エルヴィン「リヴァイ、私に叱られてまだ拗ねてるのか?」チュ…
リヴァイ「っ誰が拗ねるか…!ただお前のお陰で上官と部下として弁えなきゃいけない部分は理解したけどな。だからもう長居はしない、出ていくから離せ」
エルヴィン「そういうのを拗ねてると言ってるんだ。それを言うなら、上官が所望してるのだから命令に従うのが部下の弁えじゃないのか?」
カチャカチャ…
リヴァイ「触んな、変態…!」グググ…
エルヴィン「リヴァイが私が言う事正しく理解して報告書を仕上げたから、ご褒美が必要かと思ってね…」ペロ…
リヴァイ「うっ……」ゾクゾク
っ □ バサバサ---…
エルヴィン「このままするかい?」
リヴァイ「…上官命令なんだろ、あんたの好きにしろよ…」フンッ///
〜後日〜
エルヴィン「ハンジ、丁度良かった。今いいかな」
ハンジ「どうしたの?」イソイソ
エルヴィン「この間言っていた研究開発費の件なんだが、条件付きで承認が降りたよ」
ハンジ「それ本当!?嬉しーい!エルヴィン!ありがとう!」ギャアァァ
エルヴィン「君の上申書が素晴らしかったお陰だよ。あれほど深掘りした考察が無ければ説得力に欠けていた」
ハンジ「良かったぁ!モブリットと頑張った甲斐があったよ」パアァ
エルヴィン「それはそうと、あれからリヴァイはどうだ?」
ハンジ「うん、少し変わったと思うよ。独断専行が少なくなったし、あれからペトラがよくフォローしてくれるようになったから、他の班員もリヴァイと話しやすくなったみたいだしね」
エルヴィン「君のお陰だな」
ハンジ「まさか、エルヴィンが皆にきっかけをくれたんだ。あれから私の話も巨人話以外には耳を傾けてくれるようになったし、前より世間話するようになったよ」
エルヴィン「そうか」
ハンジ「今度の休暇日に、私とミケでリヴァイを誘って外にお昼を食べに行こうかって話をしてるんだけど、エルヴィンも来て欲しいな」
エルヴィン「ああ、考えておくよ」
◎おしまい◎
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兵長怒られ萌えでした。団長に説教されて、気に入らないけど従うしかない兵長に萌えます。
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